普段、何気なく生活している時、ふとリビングの窓から外を見てみると、お向かいのお宅の方やお散歩中の方と目が合うなんて事ありませんか?視線が気になって1年中カーテンを閉めたままという方、少なくないかと思います。
夢のマイホームも「なんだか落ち着かないなぁ…」と、そのような悩みを解決してくれるのが目隠しフェンスです。単に目隠しフェンスと言ってもいろいろな種類がありますので、ここでは失敗しない目隠しフェンスの選び方をご紹介します。
目隠しフェンスを設置することの長所はずばり、外部からの視線をシャットダウンできることです。
それにより外部からの視線が気になるというストレスから開放され日常を心から楽しむ事ができます。また、近隣に対し見栄えが良くない部分を隠す事も可能です。使い方一つで様々な効果を得られます。
普段の生活の中で設置が必要と考えられる場所としては、
・隣地との境界
・人通りのある道路側
・リビング前や庭部分
・勝手口付近
・洗濯物を干すスペース
・お風呂
・トイレの窓部分
などがあります。それぞれのスペースに合わせた目隠しを採用する事をオススメします。
まず一般的に多く利用されているのがアルミ製の目隠しフェンスです。フェンスのパネルのデザインは横向きや縦向き、細い格子や太い格子、ルーバータイプや半透明のパネル貼りのモノなど、たくさんの種類があります。耐久性もありますのでおすすめです。
木目調のアルミフェンスもありますが、値段は通常のものより高めの金額になっています。アルミ製フェンスは隣地境界などの目隠しとしてよく使われます。
次に木樹脂製のフェンスです。近年、木製フェンスの代用品として採用されているのが木樹脂製フェンスです。
天然木ではないので耐久性も抜群に良くなり、ネックになっていたメンテナンスもほとんどいらないので、共働きのご家庭の方におすすめです。アルミ製のフェンスに比べるとデザイン的におしゃれに見えるので、リビング前や庭部分などの目隠しとして使われる事が多いです。
値段も安価なものから高価なものまであり、高価なものは本物の木材と見間違える程、リアルに木目が再現されています。
目隠しフェンスとは違いますが、ここでおすすめしたいのがテラス屋根+サイドパネルの組み合わせです。
勝手口付近や洗濯物を干すスペースに設置する事で洗濯物や勝手口付近の荷物などを上手く隠す事が可能です。また屋根がある事で急な雨が降っても洗濯物が濡れる事を防ぐ事もできます。
近年、活用され始めたのがリビングなどの窓サッシ部分に取り付けるシェード(日除け)です。
その名の通りシェードなので本来の使用目的は日除けになりますが簡易的に目隠しとしても活用できます。
必要な時にシェードを開いて使わない時は閉まっておけるのでこれも便利です。ただしシェードの生地によってはあまり目隠しとしての効果が得られない事もあるので注意が必要です。
その他にも坪庭や中庭などでは竹垣や植栽を使った目隠し方法があります。
このように場所によっておすすめのフェンスが変わってきます。よく概算で「どのくらい費用がかかりますか?」と質問される事がありますが使うモノや材質、高さや距離、また施工方法によっても金額は大きく変動しますのでまずは希望の予算を伝えたうえで専門の業者にいくつかのパターンを提案してもらうのもいいでしょう。
選ぶ際に最も気をつけなければいけないのが、目隠しの高さです。敷地の状況にもよりますが一般的に理想とされる目隠しの高さは180センチから200センチ程度です。
これが低ければせっかく設置したのに目隠しとしての効果があまり得られません。逆に高すぎると圧迫感が出てしまう事もあるので注意してください。
他にも高さ以外にも採光や風通しについても配慮が必要で、目隠しフェンス自体にすき間がほとんど無かったり家に近づけすぎるとは家側では室内が暗くなったり、風通しが悪くなる可能性があります。
さらには使う素材によっても耐久性が著しく変わってきますので安易に安いからといって設置してしまうと数年で取替える事になる事も考えられますので十分に注意が必要です。
いかがだったでしょうか?今回は目隠しフェンスにはどのような種類があり、どんなものを選ぶ必要があるのかについてお話しました。目隠しフェンスを検討する場合、決めておいてほしい事ですが、まずは設置したい場所とその目的について、そしてどのようなデザインのものか。
最近はSNSなどで様々な施工写真などがあげられていますので、まずはご自分の好みのデザインのものをいくつかピックアップしてそれを専門業者の方に見てもらうのもいいですね。目隠しフェンス一つでお家の印象も変わってきますので、安易に選ばずデザイン面、機能面、費用面などトータルで十分に納得のいくものをいくつか提案してもらい選定するといいでしょう。
TOP